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X 投稿【職場の壁を破る】LGBTQ+の視点から考える海外転職

fujiwara.creations@gmail.com
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多様性と包括性を重視する職場環境を求めて

【この記事を読んで頂きたい人】

・外転職を考えている20代の若者
・20代のLGBTQ+コミュニティメンバー

【この記事でわかる事】

・LGBTQ+コミュニティが直面する職場環境の問題点
・アジアと西洋諸国のLGBTQ+に対する比較

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 LGBTQ+と就職の問題点

こんにちはニオです。日本・米国・中国の現地企業で働いた経験から、このチャンネルでみなさんの海外転職へのお手伝いをできればと思ってます。

・・・北欧は昔からLGBTQ+フレンドリーな国が多いことで知られています。

先日、30代のスウェーデン人ご夫婦の元ご近所さんからメッセージをもらいましたが、合法な同性婚をしているようです。

その隣人は、一人が現地企業に就職し、パートナーは家で家事をしていた(ハズ)。合法な同性婚だからこそ中国の帯同ビザも取れているんだよね?

それはさておき、日本では、多くのLGBTQ+の若者が職場での差別やハラスメントに悩んでいます。


特に20代の若者たちは、多様性を重視する傾向が強く、自分らしく働ける環境を求めています。

本記事では、LGBTQ+の視点から職場環境の現状を探り、海外転職がどのようにしてこれらの問題を解決する手段となり得るかを考察します。

”LGBTQ+”、多様性を表す頭字語
  • L:
    レズビアン(女性同性愛者)
  • G:
    ゲイ(男性同性愛者)
  • B:
    バイセクシュアル(両性愛者)
  • T:
    トランスジェンダー(性自認が出生時に割り当てられた性別と異なる人)
  • Q:
    クィア/クエスチョニング(性的指向やジェンダーアイデンティティを探索中の人、または従来の分類に当てはまらない人)
  • +:
    その他の性的マイノリティを含む

 LGBTQ+と就職の問題点

日本の職場では、LGBTQ+の人々が直面する課題はたくさん存在します。

差別とハラスメントの現状
  1. 差別とハラスメントの実態:
    多くのLGBTQ+の人々が、同僚や上司からの偏見や差別を受けています。例えば、昇進の機会が制限されたり、重要なプロジェクトから外されたりすることがあります。これにより、キャリアの停滞を感じることが多いです。

  2. カミングアウトのリスク:
    職場でカミングアウトすることは、大きなリスクを伴います。多くのLGBTQ+の人々は、カミングアウトすることで職場での立場が危うくなることを恐れています。このため、自己を隠して働くことが多く、それが心理的な負担となります。

”専門人材紹介会社ロバート・ウォルターズ・ジャパン”が実施した最新の調査(下記引用記事を参照)を通じて、日本の職場におけるLGBTQ+の人々の経験と期待、多様性と包括性は改善傾向にあるとしています。


専門人材紹介会社ロバート・ウォルターズ・ジャパンの調査によると、多様性と包括性を重視する企業で働くことが重要だと回答した人は43%に上り、特にLGBTQ+の人々にとって重要視されていることがわかりました。

また、企業の入社決定要素として給与と福利厚生(56%)が最も重視されましたが、多様性と包括性(50%)も重要視されています。

職場で差別や偏見を経験したと回答した人は50%にのぼり、特に年齢や性的指向、性自認に基づく差別が多く報告されました。

さらに、83%が同性婚合法化を支持しており、世界的なLGBTQ+の権利推進の傾向と一致しています。

外資系企業は一般的に日系企業よりもジェンダーや多様性に対する取り組みが進んでおり、実際に多くの外資系企業が多様性と包括性を積極的に推進しています。

例えば、外資系企業のうち約50%が多様性と包括性を重視しているとされています 。

一方で、日系企業も少しずつですが、多様性と包括性の重要性を認識し始めています。しかし、全体としてはまだ遅れをとっているのが現状です  。

日本国内で性差別を懸念するならば、外資系企業への就職を検討することをおすすめします。

多くの外資系企業は、多様な人材を受け入れ、性別に関係なく平等に活躍できる環境を提供しています。

特に英語を活かし、国際的な環境下で働きたい場合は、Robert Walters(RW)を利用するのも良い選択です。

RWはグローバルな企業への転職支援に強みを持ち、キャリアの新たなステージをサポートしてくれます 。

外資系企業は多様性と包括性を強化することで、社員の働きやすさを向上させ、企業全体の競争力も高めています。

このような企業文化で働く事は、個人の成長やキャリアアップにも大きなプラスとなります 。

外資系・日系グローバル企業への転職

LGBTQ+フレンドリーな海外の職場環境

北欧諸国、特にスウェーデン、ノルウェー、アイスランド、イギリスは、LGBTQ+の権利保護と社会的受容が進んでいます。

これらの国々は、同性婚や同性愛者の養子縁組を合法化し、反差別法を制定しています。

例えば、アイスランドはILGA-Europeの2024年のランキングで2位にランクインしています。

カナダは、多文化主義を国の基本方針としており、LGBTQ+の権利も非常に重視されています。

2005年には同性婚が合法化され、LGBTQ+コミュニティに対する差別を禁止する法律が存在します。

さらに、多くの企業がLGBTQ+フレンドリーな職場環境を提供しており、「世界で最もLGBTQ+に優しい国」としても知られています。

オランダも、2001年に世界で初めて同性婚を合法化し、LGBTQ+の権利に対する認識が非常に高い国です。

オランダの企業文化も多様性を尊重し、全ての従業員が公平に扱われることを重視しています。また、反差別法により、性的指向や性自認に基づく差別が禁止されています。

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(主にイギリス国内のLGBTI向け求人情報。イギリスのワーキングホリデーを検討し、自ら英語で仕事探しができるレベルの人に最適のサイトです。)

アジアと西洋諸国のLGBTQ+に対する職場環境の比較

アジア諸国では、LGBTQ+に対する社会的な受容がまだ進んでいない地域も多く、職場での差別やハラスメントが問題となることが多いです。

特に日本では、一部の大手グローバル企業を除いても職場でのカミングアウトはリスクが高く、LGBTQ+の人々が自分らしく働くのが難しい状況があります。

一方で、西洋諸国はLGBTQ+の権利保護が進んでおり、法的にも社会的にも多くのサポートがあります。

これにより、LGBTQ+の人々が自分らしく安心して働ける環境が整っています。

例えば、カナダやオランダはLGBTQ+の権利保護が進んでおり、多くの企業が多様性と包括性を重視しています。これに対して、アジア諸国はまだこれからの課題が多い状況です。

アジアは改善傾向
  1. ベトナム
    社会的進展:
    2022年、ベトナム保健省がトランスジェンダーの権利を尊重し、グローバルなLGBTの健康基準を採用

  2. タイ
    社会的受容:
    トランスジェンダーの受け入れが進んでおり、性別適合手術が広く行われています 。


    タイでは同性婚が法制化、2025年1月22日から施行されます。

Thailand Officially Legalizes Same-Sex Marriages, Law Effective from January 2025

<<参考>>
イスラムの古典的解釈では同性婚が認められていません。同性愛のムスリムが差別や迫害を受けることが国際問題となっています。そのため、インドネシアやマレーシア、中東諸国ではLGBTQ+は受け入れられにくい状況です。

ワーキングホリデーとLGBTQ+に関するヒント

(日本ワーキングホリデー協会(出典:jawhm.or.jp/visa/visa_top.html

ワーキングホリデーとは、日本と協定を結んだ国に一定期間滞在し、その間の滞在費を補うために働くことができる制度です。

現在、日本がワーキングホリデー協定を結んでいる国は24ヶ国に及びます。

日本人に人気のワーキングホリデー渡航先としては、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリスが挙げられます。

これらの国は英語圏であり、海外で働き始めたい人たちにとって非常に魅力的です。

北欧諸国、特にアイスランド、スウェーデン、ノルウェー、オランダは、LGBTQ+の権利保護と社会的受容が進んでおり、多様性と包括性を重視した職場環境が整っています。

これらの国々は、性的指向、性同一性、性表現、性特性の差別禁止法が整備されています。

ワーキングホリデーは、長期間海外に滞在することで、環境に適応しながら語学力を自然に向上させることができます。

ワーキングホリデーの年齢制限は、18歳から31歳までです。渡航時点で31歳未満であることが必要です。

(ILGA-Europe(出典:rainbowmap.ilga-europe.org

”英語が喋れるようになる”+”多様性を考慮している”・・・というポイントから海外進出を考えるならワーキングホリデーが最適。

長期間海外に滞在すれば、少しずつ環境に適応し、語学力は向上します。夢カナ留学ではカナダを中心に一人ひとりの理想のキャリアに導きます。

海外留学やワーキングホリデーにチャレンジ

まとめ:国際感覚が高いLGBTQ+が働く選択肢、”国内の外資系か欧米で働く”

この記事では、LGBTQ+の視点から職場環境の現状と海外転職のメリットについて考察しました。

日本では、LGBTQ+の人々が職場で直面する課題が多くありますが、海外では多様性と包括性を重視する職場環境が整っています。

特に北欧諸国やカナダ、オランダなどは、LGBTQ+の権利保護が進んでおり、安心して働ける環境が整っています。

また、ワーキングホリデーもLGBTQ+の人々にとって魅力的な選択肢です。

長期間海外に滞在することで、語学力を向上させながら新しいキャリアを築くことができます。

LGBTQ+の若者たちが、自分らしく働ける環境を求めて、海外でのキャリアを考えるきっかけとなることを願っています。

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